学習院大学へ移りました

勉強会は5報目へ

8月末にNRPSのレビューは読み切り、プロジギニンの生合成と制御の論文を読み始めました。

レビューによると、セラチアや放線菌が主に作るプロジギニン類は赤い色素であるため、過去には度々血と見間違えたようです。例えば、ボルセーナの奇跡と呼ばれる、1267年にイタリア、ボルセーナのサンタ・クリスティーナ教会のミサ中におこった奇跡は、二つに割った聖体のパンから血が滴って聖体布を赤く染めたという奇跡なのですが、実はパン内部で繁殖していたセラチアがプロジギニンを生産し、それを血と見間違えたのが真相なのだそうで。そんな小ネタも挟み込まれたレビューです。