投稿者:
Onaka
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最近発表した論文3報を紹介します。
S. Asamizu, S. Ijichi, S. Hoshino, H. Jo, H. Takahashi, Y. Itoh, S. Matsumoto, H. Onaka.
ACS Chem. Biol. in press
この論文は新しいランチペプチド構造であるsolabionin構造を有する新規RiPPs化合物・solabiomycinの同定に関するものです。結核菌に対して抗菌活性が有り、アミノ酸置換アナログ体もRiPPsですので容易に創出できるので、新規抗生物質リードとして期待できる化合物です。
S. Asamizu, A. A. C. Pramana, S. Kawai, Y Arakawa, H. Onaka.
ACS Chem. Biol. 17(9): 2664–2672 (2022)
複合培養で発見された新規抗生物質Harundomycinに関する論文です。この化合物の構造はMRSAにも効く抗生物質であるプラテンシマイシンとシデロフォアであるエンテロバクチンがチオエーテル結合でハイブリッド化したユニークな構造です。複合培養したときだけ、このハイブリッド化合物が生産され、純粋培養時はプラテンシマイシンとエンテロバクチンを生産します。
M. Yanagisawa, S. Asamizu, K. Satoh, Y. Oono, H. Onaka.
PLOS ONE 17(7): e0270379 (2022)
カーボンイオンビームを当てて、放線菌の変異株を取得したことに関する論文です。複合培養時に赤色色素生産応答ができなくなった変異株を取得し、変異点を同定しました。従来の変異剤やUVによる変異株に比べ、変異点が非常に少ないため、変異形質に対応する変異点の同定が簡単に行えます。トランスポゾン変異は放線菌では変異点に偏りが生じるためにあまりうまくいきませんので、イオンビーム変異はとても有効な放線菌変異株取得法だと思います。
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