学習院大学へ移りました

九州大学極限環境微生物ゲノム機能開発学寄付講座最終成果報告会に出席しました

本日は発酵研究所寄付講座として三番目に開設された九州大学極限環境微生物ゲノム機能開発学寄付講座の最終成果報告会がありました。講演の前半は跡見先生によるアーキアの新規一次代謝経路の発見に関する話、次に倉光先生による高度好熱菌Thermusのタンパク結晶構造を基盤にした網羅的解析に関する話で、後半は河原林先生の主宰された寄付講座5年間の成果報告や関連講座の先生方のご講演7題でした。極限環境微生物のゲノム工学を標榜した研究室ということもあり、ゲノム情報に基づいた酵素解析やアーキアを用いた進化工学、リボザイム、新規ゲノム修復機構、好熱性ファージなど内容は多岐にわたっていました。
微探研も再来年、同じような最終報告会をすると思うと月日の経つ早さにぞっとしますが、残り2年間、毎日ベストを尽くし、微生物相互作用や放線菌の二次代謝生合成に関する新たな知見を一つでも多く追い求めていきたいと改めて感じました。

九大寄付講座の皆さんとその他のIFO寄付講座の先生方と
(左より石野(九大)、前川(阪大)、栗原(石川県大)、鎌形(北大)、
波多野理事長(IFO)、河原林(九大)、金子(阪大)、
尾仲(東大)、中島(北里大)敬称略)

〆の豚骨ラーメンを深夜に食べる
鈴木元九大寄付講座准教授(現鳥取大学)
私と共に替え玉をしたのは内緒です