学習院大学へ移りました

成政トラスト吟醸の会

富山県の南砺市にある成政酒造は、酒トラストの発祥の蔵といわれています。酒トラストとは、トラスト会員が会費を集めて、自分たちの飲みたいお酒を蔵にリクエストして作ってもらうというものです。蔵にとっても、毎年一定の売り上げが見込め、しかも在庫が残ることを心配せずに作ることができるので、両者にとって良いことづくめのシステムです。この成政トラスト吟醸の会が30周年を迎え、その記念祝賀会で「野生酵母による酒造り、とやま産まれの酵母の挑戦」というタイトルで講演をしてきました。以前、成政酒造から、私の分離した酵母を使った清酒を販売してもらったことが縁なのですが、普段の研究内容とは違った内容でしたのでこちらも実はドキドキでした。皆さん熱心に聞き入ってくださり大変有り難かったです。その後の祝賀会では成政酒造で現在作られている清酒全18種類が飲み放題でした(私は残念ながら8種類でギブアップしました)。祝賀会の様子は北日本新聞で記事になってます。
それにしても、13,000円の年会費で一升瓶の純米大吟醸が3本送られてくるので、なかなかお得ですよね。

会場に並べられたお酒、普通種から大吟醸までフルラインナップでした

トラストの会で配布された大吟醸のラベル。
ラベルにも歴史がありますね(祝賀会パンフレットより転載)