学習院大学へ移りました

輪読会は9報目へ

ブログの更新はサボり気味ですが、輪読会は順調に進んでいます。放線菌制御のレビューは予定通り年内に読み切り、年末から年始にかけては抗生物質作用機構に関するレビューを読みました。普段は抗生物質の生合成について注目していますが、作用機構、特に抗生物質がターゲットに作用してからどのような手順で菌の死滅に至るのか?は普段考えたことのない領域でしたので興味深いものでした。大抵の場合は、抗生物質による細胞機能低下が、結果としてTCA回路の亢進を引き起こし、その際に生じる大量の活性酸素が処理できなくなり細胞死が誘導されるということがわかり、大変興味深い内容でした。
さて、今年度第一弾は再び生合成に戻り、補酵素(cofactor)のレビューを勉強し始めました。補因子については知っているようで、詳しくことはよく知らないという人が多いと思いますので、しっかり勉強していきたいと思います。