学習院大学へ移りました

ラクタゾール生合成に関する論文をChemistry & Biology誌にて発表しました

林特任研究員を中心に3年ほど掛けてまとめ上げたラクタゾール生合成に関する論文を発表しました。

論文はこちら(C&B誌HP)

微探研になってからは、主著者としては2報目の発表となりますが、時間を掛けた分、納得できる仕上がりになったと思います。

ラクタゾール (lactazole) はチオペプチドと呼ばれる化合物群に属しますが、チオペプチドは多剤耐性菌などに対して抗菌活性があることから、医薬品として期待できます。ラクタゾールの生合成遺伝子は従来のチオペプチド生合成遺伝子の約半分のたった6個の単純な構成であるため、遺伝子操作が簡便に行える利点があります。ラクタゾール生合成マシナリーを使えば、多様なチオペプチドを簡便に創製できることが期待できます。

今回の成果はサイエンスポータルにも取り上げてもらいました。

新規チオペプチドを発見、創薬に期待

農学生命科学研究科HPでの紹介記事はこちら